思いがけない妊娠は誰にでも起こりうること、『思いがけない妊娠をしたこと』、『妊娠をした女性の努力が足りないこと』が問題なのではなく、思いがけない妊娠をした女性とその家族が、
孤立していること助けてと言えないこと自己決定できないこと
こそが問題だと考えます。
わたしたちは産む産まない、育てる育てないに関わらず、全ての妊娠に寄り添います。
他の機関や団体と協働し、いざという時に頼れる、見守ってくれる、勇気付けてくれる、そんな存在を当事者のまわりに作ります。
助産師6名、社会福祉士1名で任意団体として発足
クラウドファンディングサイトReadyforで 多くの反響を得て準備金を獲得
一般社団法人にんしんSOS東京を設立本格的に活動開始
特定非営利活動法人ピッコラーレ(当時)に事業を移管
「ドラッグストアのトイレに」、「マンションのごみ捨て場で」、生後間もない、へその緒がついたままの乳児が遺棄されていたというニュースは後を絶ちません。児童虐待事例で最も多いのは、生まれたその日に亡くなってしまう赤ちゃん。そのほとんどが、母子手帳未交付、妊婦健診未受診であったという報告があります。これは妊婦が孤立したため、誰の手も借りられず一人きりで出産に至り、母子の安全が守られなかった結果だとわたしたちは考えます。
にんしんSOS東京は、東京に信頼でき、継続して当事者を支える妊娠葛藤相談窓口が必要だとの思いを持つ、助産師6名、
社会福祉士1名が集まり、任意団体として2015年9月に発足しました。 「こうのとりのゆりかご」で有名な熊本の慈恵病院を見学し、電話相談業務開始にむけ準備を重ね、同時期に Readyfor にて準備金を募り、たくさんの方のご支援のもと、同年12月1日から相談支援窓口を開設いたしました。翌年2016年3 月に一般社団法人にんしんSOS東京を設立。同年4月より、日本財団より助成金をいただき、事業を継続しています。
継続支援になるケースも多く、行政や病院へ同行することで彼らを社会に繫げ、当事者の周りに他の民間団体も含め、多くの資源がある状況を作ることを心がけて活動しています。